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サトカズの片割れがつづる設計の日常
by satokazu_n
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No.1160マリー・アントワネットをみてきました。
先週の金曜日の夜、No.1160マリー・アントワネットをみてきました。

といっても何のことかと思われる方の方が多いはず。
このNo.1160マリー・アントワネットというのは単純にいうと懐中時計です。
1827年ごろにアブラハム・ルイ・ブレゲ(正確にはその弟子ら)によって完成されたマリーアントワネットのための時計の復刻版です。いろいろな意味で伝説的な時計ですので一度ぐらいはと思っていましたが、その機会は予想外に早かった。

そんなわけで銀座方面への帰り道、ふらっとよって来ました。

坂茂さん設計の建物も多少は引かれましたが、エレベーター内におかれた腕時計のトゥールビヨンの方に目がいってしまい、建築まで気がわまらない。どうしてこんなものに魅力を感じてしまうのかわからない。人間は本能的に回るものに惹き付けられてしまうのかもしれませんね。個人的には染之助染太郎の皿回しの方がいい思うのですが、それでもトゥールビヨンを見ていると、単純にすごいなぁと思ってしまうからまたふしぎ。

実をいうと僕は時計に興味があって、暇を見てちょこちょこと勉強しています。

といっても興味があるのは脱進機や時打機構、歯車や動力などのメカニズムやそれらの生産技術の方で、デザインやらブランドやらには全く興味がありません。どういうわけか、僕は欲しいと思うのもがあると「つくりたい」と感じてしまうのです。だからつくれないものには興味がない。困ったものです。そういう意味で現在の時計は素人が手を出せるほど簡単な技術ではありません。18世紀頃の時計技術なら後10年ほど地道な努力があれば、自分でもなんとかできそうな気がしている。かなり壮大な夢だということは自覚していますが・・・

で、展示の方はどうだったかというと・・・no.1160、動いていない。
こんな複雑な時計、動いてないと何がなんだかわからない。
ガンギ車もアンクルも、わからない。
均時差機構の空豆のような部品はわかるんだけど・・・
せめてミニッツリピーターの音ぐらい聞かせてくれー!

紹介ビデオがまずまずだったのと、箱が素晴らしかったので、許すことにする。

結構なセキュリティでした。

詳しくは下記のリンクをご覧ください
Web Magazine Openers / Watch & Jewelry

できればブレゲ本人の作品も見てみたいのですが、その機会はまだ先のよう。


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by satokazu_n | 2009-05-28 12:23 | 今日このごろ
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