サトカズの片割れがつづる設計の日常
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カテゴリ:たてもの見学( 42 )
お茶の水散策 ― ニコライ堂をみる
お茶の水にあるカザルスホールを聴きに行った帰り道、ニコライ堂にも寄ってきました。
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1891年本郷大地の突端に大きな教会堂が建てられ物議をかもしたようです。
今でこそ高い建物の谷間に埋もれていますが、当時は丘の上にそびえる白亜の殿堂だったのでしょう。
ジョサイア・コンドルが実施設計にあたり、関東大震災に被災ののち、明治生命館を設計することとなる岡田信一郎によって修復再建されています。
ちなみに創建当時はドームはもう少し低く、隣の鐘楼はもっと高かったようです。
今回初めて内部を拝見しました。(写真は撮りませんでした)



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by satokazu_n | 2009-12-05 16:09 | たてもの見学
お茶の水散策 ― 文化学院のアーチ2
お茶の水にある文化学院エントランス付近の写真です。
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アーチやボール天井で構成されたデザイン。
吹き付け塗装で仕上げられているせいか独特の甘さを感じてしまう。
コンクリート打ち放しのサンドブラスト仕上げ、あたりを本当は狙っていたのではないかと感じたのですが、案外最初からこういう非物質的な雰囲気を狙っていたのかなと、途中からわからなくなってしまいました。

割肌や、素地といったブルータルな真実って、現代人のナイーブな感性には辛いのかもしれませんね。

・・・どうなんだろ。


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by satokazu_n | 2009-12-01 18:37 | たてもの見学
お茶の水散策 ― 文化学院のアーチ1
カザルスホールを見たあとすぐ帰るのももったいないので散策。
何かの雑誌で見て以来、興味のあった建物、文化学院の校舎のリニューアル。設計は坂倉建築研究所(だったと思う。要確認)
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クラッシックを装った、かなり現代的な外観。幾何学と古典に二股をかけてみるものを揺さぶろうという作戦はそれなりに成功していそう。

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エントランスホールだけの改修だったような気がしたので、ここどまり。守衛さんに見学をさせてもらおうと思い挨拶をしたら「展示も見て行ってください」といわれてしまう。よくみると何か展示している様子。ロマネスクっぽい光と闇の空間。どことなくミステリアスな雰囲気。こんなところで学生たちは何を語る?。

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照明のディテール。
個人的な感想ですが、好感のもてるデザインでした。今はやりではありますが、モチーフの選択と集中というのがきいている感じ。ただし大人の味かなと思っていたらきちんと甘かったという気持ち(なんてね)もしました。

増築の確認申請という面倒なモノに巻き込まれてゴタゴタしております。
しばらく写真でごまかすつもり。お許しを。


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by satokazu_n | 2009-11-30 17:53 | たてもの見学
カザルスホール ― お茶の水スクエア外観など
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すごいすごいと感心しているうちに演奏は終わり、ホール内部をなめるように鑑賞した後、ホワイエに戻る。演奏のことやお互いの近況、これからどこへ行こうかなどなど話が尽きないのか、なかなか人は引かない。

長い余韻に心地よさの漂うホワイエをあとにして外観を見に外へ

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Wikipediaによれば
1987年(昭和62年)12月8日に、日本初の室内楽専用ホールとして、カザルスホールが開設された。ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計による旧主婦の友社ビル(1925年(大正14年)竣工)のファサードを残して復元しつつ、高層部を付加したデザイン
とのこと。GRCの装飾などをみるとややハリボテ感が否めないような気がするのだが、当時はこれが限界だったのかもしれない。保存しようとしたが無理ということで復元という手法に相成ったという不確かな記憶がある。この日見た限りでは、この建物自体は時代とともに押し流されても、カザルスホールは残すべきではないかという気持ちがのこった。国内初の室内楽専用ホールという意味があるだけでなく、意匠的なクォリティーや、パイプオルガンを含めた楽器いとしても、まだまだ価値や存在感があると思う。
そのために自分がなにを負担できるかと問われるとわずかな方法しかないのだが(適切な納税のほか、また入場料を払ってコンサートを聴きに行くとか・・・)、とにかく保存をお願いする旨、意思表明をしたい。
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現在はどうか知らないものの、以前はこの建物の大きな吹き抜けのエントランスホールで東京近郊にある大学の建築学科卒業設計展がおこなわれていた。懐かしいところ。

坂道に対するファサードのリアクションを見ていくと面白い。最近、装飾のある建物というのは目によくなじんで気持ちいいと感じるようになった。逆に、つるっとした面や、装飾のない面というのが、見る側に対する配慮のなさ、言わば疎外感を感じてしまう。やはり加齢現象?



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by satokazu_n | 2009-11-28 11:33 | たてもの見学
カザルスホール ― パイプオルガンと天井などの詳細写真
カザルスホールに1997年に設置されたパイプオルガンです。
建物竣工当時はなかったので、建築雑誌等にはこのパイプオルガンの姿は載っていないはず。
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今回カザルスホールに行ったそもそもの理由は、ここにあるパイプオルガンの演奏を、音を聞きたかったからです。普通の楽器は持って歩けるのですが、パイプオルガンはそうはいかない。ホール全体が楽器の一部といってもいいくらい。もしこのホールが今後使われない状態になるとすれば、このパイプオルガンも聞く機会がないということになります。それはあまりにも惜しい。シャープなコーニス、優美で力強い唐草模様、白木のような仕上げ。ちょっと和を感じさせてくれるのは気のせいか?

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小さなオルガンもあってこちらの演奏も聞くことができました。嬉しい!オルガンの音色は他の楽器と決定的に異なる点があって、それは「息継ぎがない」ということ。管楽器には当然息継ぎがあって音が途切れるのだけれど、オルガンは途切れない。弦楽器でも、音が自然に減衰したり、弓の長さによって音が途切れるのですが、オルガンはそれがない。同じような楽器は日本の笙やバグパイプのようなものがあるのですが、ほかには電子楽器くらいかな。それゆえなにか不思議な感じがします。

作者はドイツのユルゲン・アーレント。パイプオルガン製作の巨匠といえる方とのこと。そういう意味で文化財級のものらしい。

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ホールの天井です。プロジェクト段階ではもっと不定形な(ハイパボリックパラポロイドっていわなかったっけ?)かたちと思ったのですが、結局現実的な着地をした模様。でも、コーナーを丸くして(ラウンドさせて)境界を消してしまうのはホワイエと一貫した考え方といえます。おかげで野外劇場のような感じがします。

天井から下がるシャンデリアは大人気の様子。演目が終わったあと大勢の人がシャッターを切っていました。
確かにきれい。

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後で知ったのですが、カザルスホールのホームページによると、晩年の宮澤賢治が熱病にかかり寝込んだのが丁度この舞台のあたり、とのこと。同郷の偉人此処に伏す。


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by satokazu_n | 2009-11-27 19:21 | たてもの見学
カザルスホール―ホール内観写真を大きめ5点
カザルスホールのホール内部の全景です。
ホワイエの階段を上って桟敷席から撮影。

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ホールはシューボックス型と言われる長方形の平面をしています。
ステージ奥にはパイプオルガンが鎮座し、1階の客席を挟むように桟敷席が並んでいます。
桟敷席の下の壁面にカーテンのようなものが見えるのですが、
これは本物のカーテンではなくコンクリートでつくられています。
近くによって撮影。

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カーテンのひだに浮かぶ水平の縞模様をみて、ひょっとしてトラバーチンを彫刻したのかな、と思ってしまったのですが、カザルスホールのホームページの解説によるとコンクリートをつかったトラスウォール工法の造形とのこと。デコボコした表面が音響上有利に働くようです。

それからあとでわかったのですが、壁面などに使われているトラバーチンも音響的に効果のある材料のようです。この石にはところどころに水の抜けた穴や隙間があって、この石独特の表情をつくりだしているのですが、見た目だけでなく音響的にもどうもいいらしい。ローマ近郊で取れる石ということもあるし、古くから音楽と何か浅からぬ関係があるのかもしれない。これだけ思い切り使うのも、単なる趣味というわけでなないでしょう。ねぇ。

もうちょっと詳しく調べてみるつもりです。


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by satokazu_n | 2009-11-26 10:00 | たてもの見学
カザルスホール2
カザルスホールのホワイエ(待合室かな)です。
低く水平に伸びるトラバーチン(大理石の一種)の壁面や床面。
そこから床と同じ素材のボリューム(下の写真左手の塊のこと)が浮かび上がる単純な構成。
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白い壁面とトラバーチンが歯切れのよい地と図の関係を作り出している。そのせいか壁で囲まれているという感覚は飛んでしまい、どこか空の下にいるような気分になる。
金属でできた2本の太いシャフトがその空にそそり立ちこちらを見下ろしている。
空間の重心は低く抑えられている。
通奏低音のようなトラバーチン。石切り場にいるような気分。

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両側の2つの階段が期待感を盛り上げている。
部屋のコーナー部分に控えめに添えられたコーニスの装飾がお茶の水スクエアーとの関係を感じさせてくれる。

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見えげると大きな二つのトップライトがあるのだが、高い位置にあるため視界には入らない。
柔らかい光だけが上から降ってくる。やはりどこか得体のしれない感じがする。
装飾らしい装飾はほとんどない。ミニマルなデザイン、控えめな表現であるものの、素材や構成、配置などによって強烈な存在感がつくりだされている。すごい密度。
何かを指示しているような気はするのだが・・・下敷きはなんだろうかと思う。

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というわけでホール内部はまた明日。



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by satokazu_n | 2009-11-25 12:37 | たてもの見学
カザルスホール1
先週、お茶の水にあるカザルスホールに行ってきました。

こちらのホールは日大キャンパスの再開発計画のため来年3月で閉鎖の予定とのこと。閉鎖になる前に是非とも見ておきたい。ユルゲン・アーレントのパイプオルガンを聞いておきたい。・・・と思いながら案の定、この年の瀬になってしまった。
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急げ急げと息せき切って走っていくとすでに列が出来ていました。早速並ぶのですが、その後も列は伸びていく。ずいぶん人気の様子。

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エントランスを入ると浅い交差ボールトの導入。欄間に鏡がはめてあり、無限に続くかのような緊張感のある水平の連続。雁行しながらそこをぬけると大きなホワイエ。

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・・・さすが。


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by satokazu_n | 2009-11-24 16:32 | たてもの見学
丸の内散策 ― 明治生命館
さて明治生命館です。屋内での様式建築の集大成。GHQの接収されて対日理事会の会場になるなど歴史的な場にもなっています。1997年に重要文化財に指定。

この日は千代田線二重橋前の駅から電車に乗って帰ろうとふらふら歩いていたのですが、お堀側の入り口に公開中の小さな張り紙が・・・。何も考えずに吸い込まれてしまいました。

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扉のモールディングと枠まわりのデザイン。きちんとカッコよく納めようとすると、こういうところに難しさが現れる。
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基壇の意匠。通りの向こうから建物全景を撮影しようと思ったのですが、かなり遠くまで行かないとうまくカメラに収まらないと思い断念。d0138618_1447367.jpg
執務室の様子です。こういうところで商談や会議をしたんですね。机と椅子とテーブルだけで資料を置く棚が見当たらない。情報は全部頭に入っていたのかな。などと考えながら。d0138618_14472012.jpg
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案外、ドメスティックな内装。木やテキスタイル、じゅうたんといった柔らかい材料が多く用いられています。
この部屋ではありませんが、窓にかかるカーテンのドレープ(ひだ)がきちんとデザインされていました。恐らくそういう専門の職人さんが手掛けたのだと思います。壁のクロスもビニールではなく布。恐らく絹だと思います。きれいな刺繍が入っているのですが、パッと見ただけでは継ぎ目がわからない。しかもシミやしわもない。すごいなーの一言です。

こんどはもう少し気合を入れて見よう。ちょっと不意打ちだったような。

1934年の竣工。東京中央郵便局の翌年の完成。ほぼ同時に完成したといってもいい。
かたや様式建築。かたやモダニズム。
一度取り壊されて復元された三菱一号館。
取り壊されんとする刹那にかろうじて首の皮一枚残った東京中央郵便局。
重要文化財として今なお現役の明治生命館。

丸の内って本当に面白い。


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by satokazu_n | 2009-11-07 15:17 | たてもの見学
丸の内散策 ― 東京中央郵便局
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2009年10月31日の東京中央郵便局です。竣工は1933年。設計は当時、逓信省営繕課の吉田鉄郎氏(39歳)です。ちょうどその頃来日(亡命)したブルーノタウトによってモダニズム建築の傑作と称された建築です。ドコモモのモダニズム建築100選にも選ばれています。

そんな理由からモダニズム建築として、あるいは機能主義の建築として見られがちですが、バランスのとれた緊張感のあるプロポーションによって構成され、上階に行くほど窓が小さく、また柱から微妙に後退している感じ、柱頭に回ったコーニスとその上に乗るエンタブラチャーのような構成など古典的な建築にも見えてきます。それからモダニズム特有の抽象化され、そぎ落とされ、ついにはフレームだけで構成されているかのように見えるところが妙に日本建築の木造のような印象もします。

一般人的な目線で見れば、装飾ななかったり、素材感がないなどややつっけんどんでとっつきづらい側面もあるような気もします。そこのあたりに不幸にも文化的な問題というよりも政治的な事件として扱われてしまった原因があるのではないかと個人的には考えています。「文化」というものは、「わかるひとしかわからない」、というような一種のハードルがあって、それがゆえに連帯感と疎外感の両方を醸し出すところがある、ような気がします。(そういうバリアをなくすために「教育」があると思うのだけれど)なんかちょっと悲しさを感じますね。

1932年は満州国の建国。
1933年にドイツではヒットラーが政権をとり、日本は国際連盟を脱退。
アメリカではルーズベルトが大統領に就任し、ニューディール政策を行う。
アドルフ・ロースが亡くなっている。62才


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by satokazu_n | 2009-11-06 12:01 | たてもの見学