サトカズの片割れがつづる設計の日常
by satokazu_n
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
プロフィール

サトカズ事務所

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
タグ
(124)
(67)
(53)
(28)
(26)
(25)
(14)
(14)
(13)
(7)
(3)
(3)
(2)
カテゴリ
今日このごろ
展覧会
たてもの見学
インテリアプランニング
建築法規
家づくりのまえに
コンペ雑感
HC248-高窓と中庭のある住まい
HC241-彩のある住まい
模型
P1グランプリ
WH454-海と山を望む家
WH452-見晴し台の家
WH448-柔らかくつなぐ家2
WH447-柔らかくつなぐ家
HC219-ふたつの庭
HC218-杜と水のホール
WH431-見晴し台
HC207-二世帯住宅
WH422-T-house
HC204-よりそう家
HC203-素のすまい
HC202-自然と会話する家
以前の記事
2011年 02月
2010年 10月
2010年 08月
more...
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<   2010年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧
第五十七回日本伝統工芸展の感想
先日、日本橋三越で開催された第五十七回日本伝統工芸展をみてきました。

詳細はこちら http://www.nihon-kogeikai.com/KOGEITEN.html

ここ数年、開催されるたびにうかうかと足を運んでいるのですが、今年も例年どおり(?)最終日に見に行ってきました。もちろん素人の感想なのであてにしないでほしいのですが・・・焼き物よりも木竹工や漆工のほうに見るべきものが多かったような感じがしました。

いつもおもうことですが、ものだけがずらっと展示されていたとして、その中から受賞作品を自分が選べるのかな、という気持ちになることがあります。審査員の心象におもねるわけではないのですが、それなりに玄人の見立てと自分の判断の違いくらいは分かっていたいと思ってしまいます。

今風にいえば「人は他人」と言い放ってしまえばよいのでしょう。でもね。これまでの経験からすると、経験を踏めば踏むほどある一定の判断基準が出来てしまう。知らない人がみると、全くわけがわからんチンプンカンプンなのに、何度か経験していくとどうしても「コレ」になる。

その「コレ」を確認しに行くのが僕にとっての伝統工芸展なのだと思っている。

そんな僕にとって今年の日本伝統工芸展はややほっとする感じがした。日本工芸会総裁賞を受賞された磯飛節子さんの重ね六つ目盛籃「水鏡」、日本工芸会奨励賞をとられた宮本貞治さんの栃拭漆流紋飾箱は、なるほどねという気持ちになれた。

それはそれとして他に面白かったことが二つあって、一つは染色や織りなどの和服が面白いと思ったこと。もう一つは若い木工の職人さんらしき青年が見に来ていて、それはそれは熱心に見ていたこと。文字どおり食い入るようにベターっと張り付いて見ている。あんまり面白いので知られないように後をつけてしまった。ちょっと恥ずかしくもあったが、彼と同じ格好で見てみると、なんとなく何を見ていたのかが分かったような気になって、さらに面白くなってしまった。変な奴が一人増えたわけだ。

きっと彼の頭の中では身体を動かして実際に木を削ったり組み立てたりする感触がしているのだろう。その音や香りがこちらまで伝わってくるようだった。



帰りに相方と早矢仕ライスを食べた。

またしばらく忙しくなる。


サトカズのホームページ

[PR]
by satokazu_n | 2010-10-16 23:25 | 展覧会
スペイン・リアリズムの密度 磯江毅展
だいぶ間が空いてしまいました。
忙しくはしていてもあいた時間を利用して展覧会などに足を運んでおりました。
その中からいくつかを紹介したいと思います。

まずは平塚市美術館でみた「スペイン・リアリズムの密度 磯江毅展」

詳細はこちらを参照
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/2010205.htm

写実的な表現。透明感のある画面に並べられたモチーフが宗教的な雰囲気を醸している。
いっけんするとそんなかんじなのですが、よくみるとその透明感ゆえに別のものがじんわりとみえてくる。そんな奥行きのある体験が面白かった。

写実的な絵というのは、ともすると「わぁ写真みたい。じょうず―」などという感想で終わってしまいがちなのだが、その透明さゆえに浮かび上がるものもある。

たとえば画面の汚れ。よくみると画面にシミがついている。10センチくらいの丸い輪のようなシミ。まるっきり気がつかなかった自分に驚くのだが、コーヒーを飲んだ後テーブルに残るしみのようにも見えるし、天使の光輪にも見えるといえば見える。普通、どのようなものであれ画面の上に存在する以上は、作者の意図、として理解するほかない。ではそれはなんなのか。透明な、写真のような絵の上にさらに透明な何かがあるようなきがしてきてしまう。

そんな磯江毅さんの絵をみているうちにだん深みにはまり2回3回と見直す羽目になった。

絵のタイトルカードにちょっとしたエピソードが書き込まれていて、たとえばモデルに使っていたブロッコリーが途中で食べられてしまい急きょ似た感じのブロッコリーを見つけて描いた、とか。大したことではないけれど、そんな一文から絵の世界にすっとはいっけいける。キュレーションの妙といっていいと思う。それに観覧料がとってもお安い(200円)ので助かりました。無料で遊園地に行ったような気分。

高橋由一の「鮭」のパロディーと晩年の闘病中の自画像と絶筆が一つのコーナーに納まっているのをみて、不思議な感覚を持った。磯江毅さんの人柄とみるべきか、人生の面白さとみるか。


サトカズのホームページサトカズとはサービスと料金設計のプロセスサトカズの作品集
>>>お問合せはこちら

[PR]
by satokazu_n | 2010-10-09 12:22 | 展覧会