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サトカズの片割れがつづる設計の日常
by satokazu_n
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小田原文学館 「旧田中光顕別邸」
小田原文学館 「旧田中光顕別邸」_d0138618_15463415.jpg
小田原文学館に建つ「旧田中光顕別邸」
曽禰 達蔵(1853-1937) 設計、1937年竣工
(実際の設計は曽禰中條建築事務所ではないかと推測)
鉄筋コンクリート造3階建て

上の写真は南側の庭からみたところです。
スパニッシュ様式らしいが、だいぶ装飾は省かれ、ボリュームが平滑な面によって表現されている点にモダニズムの影響が見て取れるような気がする。とはいえ抑制のきいた感じや、小振りなところにかわいらしさを感じる。

小田原文学館 「旧田中光顕別邸」_d0138618_15465958.jpg

上の写真の半円形状に張り出したサンルームが何とも気持ちいい。現在は展示のため、このサンルームとその奥のリビングとの間はふさがれてしまっているのだけれど、リビング、サンルーム、テラス、庭という柔らかく外部につながっていくところがいい。

それから撮影不可のため写真はないのだけれど、3階のサンルームが面白い。内装や家具が古いオフィスの応接室のような雰囲気で、ソファーセットや内装が妙な古めかしさを醸している。このソファーからみる景色は竣工当時と変わらないのかもしれない。

小田原文学館 「旧田中光顕別邸」_d0138618_15464358.jpg

こちらは玄関。大きな車回しとはうらはらに控えめ。それでも庇や窓まわりの意匠など意匠が凝らされている。、腰壁のスクラッチタイルは洋館の象徴か。

小田原文学館 「旧田中光顕別邸」_d0138618_15465141.jpg

鉄格子の意匠。特注品なのだろう。きちんとつくっってある。大量生産の恩恵は理解できるものの素材感や存在感、丁寧さといった心情的な部分ではどうしても手造りのものに劣ってしまう。
ような気がする。


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by satokazu_n | 2010-04-27 16:21 | たてもの見学
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