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サトカズの片割れがつづる設計の日常
by satokazu_n
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年をとることの謎について
だいぶ更新が滞ってしまった。

更新が滞ると安否確認の問合せがあるようす。
ブログの更新は心電図のようなものかと思ったり。
音沙汰がなくなると、蹴ったり叩いたり。
たいへんだね。お互いに。

実は先週、多摩の東京造形大学で開催されている白井晟一展に行ってきたので、それを書きたいと思っていたのですが、このところの暑さと筆不精によって間延びしてしまい、かくなることになってしまっています。いやはや。

少しだけ感想を明かすと・・・書がおもしろかった。紙や墨や筆や、好き勝手に遊んでいるのが気持ちいい。まわりの方はさぞや大変だったろうなと思うのですが、言えたものではないだろうと彼方から石つぶてが飛んできそうなのでやめます。とはいえ、決して平たんではない人生であったとは思うのですが、存分な書きっぷりに極楽のようなものを感じてしまいました。戦争があったんじゃないかと思うのですが、あるいは戦争があったからこうなのか。それとも僕がこだわりすぎなのか。にじんだふた文字の間に問いかける時間でありました。

横浜線相原駅からスクールバスに揺られて5分。冷房の強烈にきいた美術館が山懐でまっておりまする。

さて「年をとることの謎について」という表題ですが、書くことがないときにとっておいたお話でした。なんだか白井晟一さんの話で出来あがっしまったのでまた今度にしようと思います。さわりだけ書くと、なんで年齢が増えていくのか、その不可逆性について不思議に思うところあり、自分なりにこうだろうという確信めいたものをいつの間にかもつに至りました。何かの受け売りと思っていたのですが、案外オリジナルなのかなぁと。

言ってしまえば、自分が年をとるのは年を減らしていくもう一人の自分がいるからではないか。
生まれおちて時間軸に沿って朽ちていく自分と、遡りながら老いていくもう一人の自分。
作用反作用の相対性が、見知らぬもう一人が、時間の不可逆性を担保しているのかなと。

だとしたら、そのもう一人は今頃何をしているのか、何を感じているのか。



もう遅い。またにしよう。





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by satokazu_n | 2010-08-01 01:40 | 今日このごろ
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