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模型写真はまあまあの出来でした。撮影時間が押してしまって3時ごろの赤みを帯びた光で撮影したため赤かぶりが強く出ています。すこし調整しましたが、大きい写真は滑らかな諧調が出ているためかなり気に入っています。それ以外は写真が暗すぎ。残念。 撮りたかったのは、まず、南側の窓からの光や北側のガーデンテラスとの関係です。少し引き絞った窓から入った光が障子をとおして室内に拡散していく様子や、リビングとガーデンテラスの関係をそこに居るかのような、リアリティーのある写真がほしいと考えました。それから、僕らのつくろうとしているものは「素材の質感で構成される空間」なので、その様子がわかる写真がほしいと考えました。 特に素材の質感を示した写真、光の質感をを示した写真はコンペではほとんどみられないので、挑戦してみたいという気持ちもありました。建築的な空間構成や、単なる広さ、形状など以外にも建築家として工夫出来る領域はあると考えているので、たとえば「素材の質感」といった僕らなりの領域を示すことができたなら・・・と考えます。さて撮れていますかどうか。 南北に長い北側接道の敷地です。南側に奥行き3m弱の庭と北側に駐車スペースをとり、その間に住まいを配置しました。1階は回り階段を家の中心に配置し、これを囲むように個室を配置しています。面積効率と2階の平面計画との相性からこのプランにしました。もう少し家が南北に長くなると回り階段の選択は難しかったのかもしれません。付け加えれば玄関から見た景色が暗いというのは避けたかったというのもあります。直階段の場合はどうしても片側の廊下が暗くなってしまうので、階段から降りてくる光で廊下を照らそうという思惑もあります。 外構ですが、外構を単なる余った部分にするのではなく、植栽を植えることで積極的に生活空間として整備していきたいと考えています。窓は大きくあいていればいいのではなく、みえる景色があってこそ窓と言えると思います。南の庭は3mほどの奥行きがあるので、きちんと整備して対面する隣家が気にならないようにするつもりです。そうして、庭の大きさに合わせた窓をあけて部屋の内外を均衡させてあげようと考えています。北の駐車場は奥行き5.5mほどあるので、ここは有効に活用しないともったいない。ということで上部にガーデンテラスをつくり2階のリビングと連続した庭にしています。道路からのアプローチに高木(シマトネリコなど)を植えて、対面からの視線を遮ろうとしています。 階段を上がってくると南側の庭や北側のガーデンテラスにひらいた2間x4.5間(18帖)のリビングダイニングがあります。その向こう、階段の正面にキッチン、トイレ、洗面、浴室が南北に一直線に並んでいます。かなり単純な構成です(かなり悩みましたが・・・)。リビングは北側のガーデンテラスに面しています。6帖ほどのガーデンテラスはある程度の壁で囲んで周囲からの視線を遮っているので安心して眺められる庭になっています。また日当りがとてもよいため、この庭からの反射光で北側ながら明るいリビングになっています。 庭に挟まれた居住空間がよくわかる断面図です。南側のハイサイドライト(高窓)は立面図や模型写真と食い違っています。模型をつくった後、やはりあった方がいいなということで書き加えてみました。立面的にはややかっこわるくなるので、そこが解決出来なかったというジレンマがあります。準防火地域というのがどうも面倒です。余談ですが、勾配天井ではなく水平の天井にしたほうが光は置くまで伸びていきます。そえから建物中央あたりにトップライトでもひとつつけるとよいかなと考えています。 説明は後ほど 少々メモ書きですが、ロフトと言われる小屋裏収納(以下、ロフト等という)などの建築基準法上、延べ床面積に参入されない部分について、けっこう誤解があるようなので書いておきます。 まずロフト等の面積ですが、ロフト等の直下または直上の階の床面積の1/2まで、高さは最高で1.4m以下です。ここまではいいのですが、ロフト等に直接面する窓はロフト等の面積の1/20までです。他の提案を見ているとこれを知らない方が思ったよりもいるようですね。と言いつつ僕らの提案も窓をひとつサービスしすぎました。(反省) それから難しいところで、ロフトに至る階段について。東京都の場合は固定階段はNGではしごなどはOKのようです。川崎の場合は固定階段OK、横浜もOKだったような・・・。ちなみに僕らの提案は2階トイレ前に天井収納式のはしごを設置するつもりです。階段は仰々しいし、はしごは見えているのがなんとも、収納式はいちばん目立たないということで、とりあえずそのようにしています。 それからロフトを通過してテラスや屋上に至る場合もNGです。通路になってしまうからです。そのほか床と連続したロフト等も判断が難しい。階段下とかスキップフロアの床下収納へのアクセスの仕方によっては床面積としてカウントされてしまうこともあります。
by satokazu_n
| 2008-10-12 14:44
| HC219-ふたつの庭
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