人気ブログランキング |

サトカズの片割れがつづる設計の日常
by satokazu_n
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
プロフィール

サトカズ事務所

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
タグ
(124)
(67)
(53)
(28)
(26)
(25)
(14)
(14)
(13)
(7)
(3)
(3)
(2)
カテゴリ
今日このごろ
展覧会
たてもの見学
インテリアプランニング
建築法規
家づくりのまえに
コンペ雑感
HC248-高窓と中庭のある住まい
HC241-彩のある住まい
模型
P1グランプリ
WH454-海と山を望む家
WH452-見晴し台の家
WH448-柔らかくつなぐ家2
WH447-柔らかくつなぐ家
HC219-ふたつの庭
HC218-杜と水のホール
WH431-見晴し台
HC207-二世帯住宅
WH422-T-house
HC204-よりそう家
HC203-素のすまい
HC202-自然と会話する家
以前の記事
2011年 02月
2010年 10月
2010年 08月
more...
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
間取りの基本―「ゾーニング」下書き6・・・入口がすべてを決めることもある
間取りの基本―「ゾーニング」下書き6

「入口がすべてを決める・・・こともある」

前回の書き込みを読み直してみてみて、ちょっと書き足しておきたいことがいくつかできてきたので書いてみます。

設計をしていると、何かがネック(制限)になって、なかなか思うような方向に行ってくれない…と感じるときがあります。その原因はいくつかあるのですが、なかでも入口の位置というのは代表的な部類に入ると思います。

どうしても入り口や玄関から各部屋、各機能へアプローチをしなければならないので、当然入口から発想せざるを得ない。しかも入口周りに駐車場や自転車置き場、倉庫や物入れなど玄関周りの要求が高度になるにつれて、どんどん身動きが取れなくなってしまいます。

そこからリビングへの動線は広めにゆったりとしたい。長く、くねくねとした動線にしたくはありません。リビングやダイニングに入ったときの、プレリュードのような気の利いた空間にしたい。そうしながらも、キッチンやトイレ浴室などの表と裏の動線をさりげなくかつ機能的に分離したい。できればキッチンと玄関という動線はきちんと確保したいといつも感じています。キッチンから失礼と言いながらリビングを通って・・というのは避けたい。どこで分離してやるか。それをするだけの面積やスペースがあるか・・・。この玄関なんとかならないかなぁなどと首根っこをつかまれてジタバタジタバタ。

路地上敷地、旗竿敷地のように入口の位置が限定される場合はそれに倣うしかありません。一方路の敷地(敷地の一方にのみ道路がある場合)になると、道路から見て敷地の左右どちらを玄関にするか検討します。角地など2方向からアプローチ可能な場合はどちらの道路から入るか、コーナー部分から入るということもあり得ますから複雑です。建物や敷地の内部の条件と街路との関係をきちんと制御しなければ落ち着いた住まいにはなりませんからとても緊張します。

柔道の試合でお互いに組み手をけん制し合ってにらみ合うという状態を見たりしますが、まさにあんな状態です。時代劇で刀を持ってにらみ合う状態というのがありますが、あれって相手の動きで2手3手あるいはもっと先までの動きを読み合っているんでしょうね。切っ先の向きがわずかに振れるとそれによって次の動きが限定されるから、読めるんでしょうね。上手い人は。(日本刀って1kgぐらいあるらしい。鉄筋棒を振り回そうとしたらそんなに早い動きはできなかったし、一度動かすと止めるにも力がいる)そんな過程の中に読みを外したり透かしたりといろいろあるのは設計と一緒か。

話はずれましたが、いろいろな意味で効率のよさ(面積効率や、動線の短さなど)からすると建物の真ん中付近に玄関があると、何をするにも動きやすいのですが、なかなかそうはいきません。敷地が広くてもそうでなくても変わらない悩みがあります。優先するところを決めてあとはそれなりというのもいいのかもしれませんが。今日もこんなところで鉛筆を動かしています。


サトカズのホームページ
サトカズとは
サービスと料金
設計のプロセス
サトカズの作品集

>>>お問合せはこちら

by satokazu_n | 2009-06-01 14:22 | インテリアプランニング
<< 近況など 間取りの基本―「ゾーニング」下書き5 >>