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サトカズの片割れがつづる設計の日常
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カテゴリ:インテリアプランニング( 14 )
間取りの基本—「動線」4
■ 動線には幅がある( 動線の基本−2のつづき )

動線の断面形状・・・というとちょっとむずかしく聞こえます?

同じ幅の通路でも、廊下のように両側が壁になっているのと、ソファーとダイニングテーブルの間とか、ベッドと壁の間などでは、広い狭いの感覚は随分違います。このように動線がどのような状況におかれているか、その状況を示すものの一つが、動線の断面形状です。

もうちょっと詳しくいうと、動線の断面形状の要素は「見える範囲」「動ける範囲」にわけられます。また[動ける範囲」は「手の範囲」「身体の範囲」にわけられます。

たとえば「見える範囲」が無限大で「動ける範囲」がゼロだったらどうでしょう。気球の上から見渡した感じと言えばよいでしょうか。どこへも行けないのでちょっと窮屈ですが、まずまずといった感じがします。逆に「見える範囲」がなく「動ける範囲」が無限大だったらどうでしょう。暗闇のなかを歩くようですね。ちょっと極端な例ですがわかります?

廊下は見える範囲と動ける範囲が一致しています。ただし、両脇は壁、正面は遠くまで見えるときはより広く感じられます。逆に見通しがきかない場合は同じ幅でも狭くに感じられます。見えない向こうに何があるかわからないと、幅とは関係なく不安さえ感じます。

リビングなど家具の配置された部屋などは見える範囲と動ける範囲は一致してないです。見通しは利くけど動けないという状態がありますよね。散らかった部屋などで感じられることですが、広いのに不自由な、使い勝手の悪い窮屈な感じがします。

これらは見えるのものと目的とした行動が出来ないからなのですが、こういう状態を解消したいということがプランニングの目的の一つにもなっています。

このように動線は断面形状によってその印象が大きく違うことがあります。「見える範囲」と「動ける範囲」に着目し、普段の生活を見つめてみましょう。


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by satokazu_n | 2009-04-07 10:15 | インテリアプランニング
間取りの基本—「動線」3
■ 動線には幅がある( 動線の基本−2 )

 動線といっても鉛筆の線のようにひょろっとした線ではなく、一定の幅というものを持っています。動線というのは具体的には人などの歩く通路を指す言葉ですから、当然といえば当然ですよね、ではどれくらいの幅が必要が、というと案外奥が深いものです。

□ 45センチ

大人の肩幅のだいたいの寸法。身体をやや斜めにして通ることになると思います。感覚的には、「通ることができる」、といった表現になるのかな。実用的には納戸のなかや食品庫、ウォークインクローゼットの通路部分などがこの寸法。

□ 60センチ

何かに触れずに正面を向いて歩くことの出来る最小寸法。感覚的には「通ってもいい」といった感じ。ただし人とすれ違うことは出来ないし、通路としての最小寸法だから窮屈な感じはぬぐえない。両側が壁だとするとかなり狭い感じがすると思います。倉庫の通路部分とか、家具と家具の間とか、使う人が限定された部分に使う寸法です。

□ 75センチ

一応、通路かなと思える最小寸法。木造住宅の廊下の最小寸法はだいたい78センチですから、よく見かける住宅の廊下程度といえば思い当たりませんか。大きな部屋の通路としてはまずまずの寸法でしょう。ただし一人で歩く通路になりますから、すれ違うことを想定すると不便です。また、大きなものを運ぶのも難しいでしょう。そういうことを考えて計画していくことが必要です。

□ 90センチ

ややゆったりした一人用の通路です。なんていったって理論的には二人分の肩幅があります。すれ違うこともできるかな、という気分にはなります。メーターモジュールの木造住宅の廊下(約85センチ)はこれくらい。一人が使うにはややフォーマルな面持ちがうかんでくる寸法かも知れません。

□ 120センチ

通路最小寸法の60センチの2倍ありますから、人とすれ違うことができるようになります。ものを運ぶのも楽に出来ますし、住宅の通路としてはゆったりとした寸法といえます。

□ それ以上・・・

二人で並んで歩ける寸法とか、二人でならんでもすれ違える寸法とか、寸法によっていろいろな場面が連想できると思います。人は無意識にその場所の寸法からそこで行われる場面を連想しています。狭いと個人的な空間に、広がるにつれフォーマルな空間に感じられるのはそのためです。いろいろな寸法を感じてみましょう。

 この一定の幅を持った動線が部屋や機能に応じてずるずるっと広がり、動線以外の部分に機能が満たされ、一つの部屋や。建物の間取りが出来上がっていきます。


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by satokazu_n | 2009-04-03 12:14 | インテリアプランニング
間取りの基本—「動線」2
間取りの基本—「動線」2_d0138618_1015090.jpg 講師という仕事がら、生徒さんの間取り図を見ていてなんか変なだなぁと思うことがあります(一生懸命に考えているのはすばらしいことですが)。でも、なぜおかしいと思うのか自分でもよくわかりませんでした。感覚のずれなのでしょうけれども、この感覚を説明するのはずいぶん苦労します。
 話を聞いてみるとどうやら先にソファーを置いて、テーブルは、キッチンは、書斎は・・・と考えて、それ以外を通路、と考えているようなのです(当たってます?)。それはそれで人間のプリミティブな思考回路なので面白いなぁとは思うのですが、狭くて通れなかったり、長かったり、面倒だったりと使いづらいんじゃないかなぁと心配になってしまいます。余計なお世話かもしれませんが。
 そんなこんなで最近ようやく「動線」という考え方が難しいのかな、という考えに至っています。僕自身は同時に処理しちゃっているのですが、一般的にはそうもいかないのかな。ではどう理解してどう手を動かしたらいいのか、いちばん簡単なところ、基本から説明してみようと思っています。

■ 入口から出口へ( 動線の基本ー1 )

 まず最初に、動線は入口を起点として出口までつながっている必要があります。

 動線がなく機能だけがある状態というのはどことなく奇妙です。飾ってあるだけで使い物になりません。開かずの間というのもありますね。なんとなくミステリアス。
 間取りは機能と動線がワンセットになって出来ているのです。かんたんにいうと入口から、リビングならソファーまで、ダイニングならテーブルや椅子まで、キッチンなら入口とつながる以外にもダイニングとつながる必要もある。とにかく動線はそれぞれの機能と一つながりになって入口までつながっています。
 まず動線があって、その端に機能があると考えてみたらどうでしょうか。まず動線と呼ばれる通路を配置して、その先、あるいはわきに機能がある。こう考えると自然で使いやすい間取りが書けるようになります。

写真は路地に咲いている花です。こういうふうに道ばたから草や花が生えているのを最近みなくなりました。


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by satokazu_n | 2009-04-02 11:23 | インテリアプランニング
間取りの基本—「動線」1
間取りの基本—「動線」1_d0138618_1237692.jpg

間取りを考えるときの基本って何かな、と考える。
日常のなかにひっそりとたたずんでいる原則を拾い上げ、
誰にでもわかる簡単な言葉、「極意」へと昇華できないか。
本日は、動線について。

■ 動線の原則

1.入口から出口へ。
2.正面は主、横は従。
3.広いが勝ち。狭いは負け。
4.折れるには理由。曲がるには引き。
5.留めと透かし。


間取り(通常、仕事では「プランニング」とか「平面計画」とか行っております)を考えている自分の頭の中を分析すると、今あげた5つの原則によって組み立てているような気がします。これはどこかで習ったわけではなく、普段の生活での行動パターンを下敷きにしているので、無意識を言葉に置き換えたといったほうがいいかもしれない。5の留めと透かしだけがやや技術論的な面持ちがあるのですが、アイストップと見通しと言い換えれば、ははぁんときませんか?

とりあえず書き込み。
by satokazu_n | 2009-03-18 12:10 | インテリアプランニング