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サトカズの片割れがつづる設計の日常
by satokazu_n
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カテゴリ:今日このごろ( 99 )
感想戦
コンペ提出案というのは、締め切りの時点で思考が強制的にストップさせられてた状態なので、こうして改めて眺めていると、あーすれば、こーしたら、とついつい考え込んでしまっていけない。時間が足らずにやむなく提出したものはことさらその感じが強い。

僕は平面図にほとんどの時間をかけるので、立面はかなり後回しになってしまう。平面図上で考えた窓の位置と大きさを立面図のシルエットの中に時計をみながらプロットしていくと、世にも奇妙なものが浮かび上がってくる。当たるも八卦当たらぬも八卦といったところだろうか。(なんだそれ?)時間が許す限りファサードを整えてパースや模型をつくり、図版や写真をレイアウトする頃には秒読みとなり、プリンターが紙を吐き出すや否や脱兎のごとく家を出るという案配である。

平面と、立面、断面をスタディしているときに思うのだけれども、歌の歌詞と曲の関係に似ているなあと思うことがある。いかがでしょう。意味と字数、語呂、イントネーションといった言葉の要素と、リズムや抑揚、コード進行、起承転結、といった極の要素が、合ったり合わなかったり。

機能と必要寸法とそれらのつながりといった平面的な要素と、構造的なグリッド、高さ関係、プロポーション、コンポジションといった断面や立面的な要素が合ったり合わなかったり。

しかも、合いすぎるとつまらない。合わないと落ちつかない。いろいろ方法はありそうだけれどやり始めるときりがない。

井上陽水さんの「いっそセレナーデ」という曲に最近注目している。歌詞のなかの言葉ひとつひとつはとてもシンプル。というか陳腐といってもいい。(話が長くなってきたな)くちづけ、恋、夢、ささやき、今宵、ラジオなどなど。最後にひとつだけ「セレナーデ」なんていうちょっと宝石みたいな気の効いた言葉があるだけ。曲も単調なんだけれども、わずかなズレ、破綻がもの凄い広がりをつくりあげているところに驚きがある。

今日はここまで。
by satokazu_n | 2008-12-26 23:01 | 今日このごろ
提出見送り
近況ですが・・・

本日提出予定だったあるコンペは提出を見送りました。理由はふたつあります。現場がふたつ進行中なのですが、ちょこちょこ問い合せがあったり問題が持ち上がったりと徐々に時間がとれなくなってしまったこと。これは露払いが十分ではなかった(避けられたとも思わないけれど)ということで、どうにも悔しいのですが、もうひとつは単純にアイディアが浮かばなかったという理由です。今回の敷地も要望や諸条件もほとんど白紙に近い状態というある意味理想的なコンディションだったと思うのですが、それが逆にリアリティーの欠如になって、描いても描いてもこれだ!というところに行き着かない状態になってしまったようです。・・・というわけで、今日の提案の掲載はありません。あしからず。

それから「ふたつの庭」は落選となりました。上下階の距離感が焦点になったのかな、という印象を採用案を見て感じました。明日への糧としましょう。
by satokazu_n | 2008-10-31 21:34 | 今日このごろ
現調会
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昨日はあるコンペの現調会に参加。たくさんの設計者が集まっていました。ネット上のプロフィール欄の写真と顔が一致するようなしないような不思議な集まりです。

今回も正直に提案出来そうなので期待が出来ました。その後、少し買い物をして早々に帰宅。
by satokazu_n | 2008-10-06 14:17 | 今日このごろ
10月ですね
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写真は、現在進行中の工事現場です。

もう10月になってしまいました。
ブログの更新というのは何となく慣れないものですね。
最初のうちは閲覧数などが上がるにつれ嬉しくなったものですが、そのうち誰が読んでいるのだろうかなどと考えるようになり、だんだん筆が重くなってしまいました。気楽に更新していればいいものですが、案外そういうわけにもいかなくなってしまうようです。ある種の生理的現象なのかもしれません。

ぼち、ぼち、書き込み致します。

そういえば先日、SDレビューという展覧会に行ってきました。半ばインテリア模型になっている展示が多く、早くお知らせしておけばよかったなと思う顔がちらほら浮かんでしまいました。建築のリアリティがかなり身近なものを焦点として発見され、構成されている様子が感じられました。個人的な身体を出発点としてやがては建築や都市に行き着くというヒエラルヒーといったところでしょうか。ま、私ごときの私見ですが。

建築家というポジションから身体や社会へとペクトルを向けなければならないところに自由と悲しみがあると思うのだけれど。いかが?
建築家はクライアントにはなれない。クライアントになった建築家はクライアントと呼ばれ、建築家になったクライアントは建築家と呼ばれるのだから。

ではまた
by satokazu_n | 2008-10-01 15:48 | 今日このごろ
建築がうまれるとき/ペーター・メルクリと青木淳 展
久しぶりに仕事から解放され、「建築がうまれるとき/ペーター・メルクリと青木淳 展」をみに竹橋は東京近代美術館(谷口吉郎設計/坂倉建築研究所リニューアル)に行ってきました。

会場は2階の一室。会場中央に青木淳さんの模型(1/100?)が丸いプレートに載せられ浮かんでいて、一方、ピーターメルクリのドローイングが壁や柱付近にくっついて展示されているという対比的な構成になっていました。

展示をとおして両氏の思考/試行の軌跡というものが感じられて楽しかった。作家自身の思考を追体験している感じ、緩慢なフラッシュバックというものがあり、普段みに行く展示とは違った感覚がしました。遊園地に行ったときの気分に近いかもしれません。模型やドロ−イングを使って作者の視点に飛び乗って動いてみるといったところでしょうか。

当日は最初に4階まで行って最初に近代の絵画彫刻をみていたのですが、こちらは反対に自分の体調や感覚というものが見て取れて面白かった。さーっと通り過ぎるようにしていても、目を引く、気を引かれるもとというのがあって、なんだか自己確認になってしまっていました。どちらかというと日本画に心地よさを感じたり、萬鉄五郎の絵の女性の鼻の穴が異様に黒く強調されていて、それが絵全体の構成の中で無下に出来ない重みを持っていることに笑いがこみ上げてきたり、藤田嗣治の戦争画の黒の奥行き、などなど、ついつい長居してしまう。
by satokazu_n | 2008-07-20 08:55 | 今日このごろ
やっと一段落か
昨日、懸案の確認申請が無事提出できた(決済がおりたわけではない)。ほっとするのもつかの間、止めておいた他の仕事や打合せを連続処理するはめになり、朝から電車と車で走り回るという一日になってしまった。前回のコンペがボツになったこともかまっていられず、先へ先へというドタバタ劇である。今日はやっと一段落を迎えたかのような気分になれた。会議がひとつあるのでそれを理由に美術館にでもいってみたい。

ということでひとつよろしく
by satokazu_n | 2008-07-18 12:15 | 今日このごろ
面談
週末にとあるコンペの「面談」というものにいってきました。

「面談」というのは、クライアントがコンペの提案図面をみた結果、もう少しお話を伺いたい、説明を受けたい、ということで連絡を取り合い顔を合わせることをいいます。提案する側としてはたいへん名誉なことであり、かつ神経を使うところです。なぜならそのときの印象で採否が決まってしまうからです。

 他の設計者がどのような面談をしているかは伝え聞くところを継ぎ接ぎし、さらに想像力で補わないとわかりません。手練手管の限りを尽くし相手の気を惹こうとあの手この手・・・・なのかもしれませんが、単なる妄想ですね。きっと。

 それは冗談として、私自身は基本的な考え方や問題意識を正確に伝える最初で最後のチャンスと考えています。だから提案内容を魅力的にみせるよりは、これまでの作品との関係性や、完成像またはその目標としての姿をご覧頂くというのが順当なのではないかと思っています。その上で提案内容の質疑や発展性、要項の意図の確認、お人柄などについて若干掘り下げていけたら上等なのではないかと。

 とは言っても毎回毎回どうしようかとアタフタするのですが、結局今回はいつも持っていくサンプルケースと作品集と提出案のドローイングといったものしか持っていきませんでした。提案をオーソドックスにつくりすぎた、ということと、提案ではなく自分たちをどう表現出来るかに意識が向いていった結果だと思っています。決して忙しくてそれしか用意出来なかったわけではありません。いえいえ気のせいでしょう。

さて、いかがなりますやら
by satokazu_n | 2008-07-14 21:03 | 今日このごろ
近況
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特に意味のない写真ですが、写真があった方がモニターが華やかですね。
現在、来週に控えた確認申請提出期限、週末のクライアント面談などの準備に追われています。どちらもは気の抜けない対応が必要で、実は昨日締め切りのコンペに提出するつもりでしたが、どうしてもプレゼンテーションの時間がとれず提出をあきらめました。

という今日この頃です。
by satokazu_n | 2008-07-10 07:41 | 今日このごろ
結果発表
ひとつ前のエントリーの予想はどうやら当たったようです。

クライアントからの経過報告には。特に選定の理由は書かれていないものの、比較的短時間で選考が進んだことからすると、ほぼストレートに決まったのではないかと思います。他の提案より抜きん出てパンチ力のある提案なので、当然といえば当然という感じです。個人的には歓迎したいのですが、少々心配な点もあり簡単に書きます。

まずこの提案がこのコンペサイト全体に与える影響です。最近、提案の必要書類が見直され、新たに概算見積書の添付が必要になることが運営側よりアナウンスされているのですが、この提案はこの見直しの目的が無効であることを暗示してしまったように思います。簡単に言えば、提案書中の概算はあるものの、算定が大変甘い。構造的な特殊性と吹抜けのコスト、内外装の仕様が反映されていない、などの点を考慮すると、概算見積書なんてあったってタカが知れているというべきです。子供にお菓子を選ばせているようなもので値札の見方もわからない。そんな選ぶ方にも一定の瑕疵(菓子)はあると思うのですが・・・

それからクライアントに作品の正しい情報が伝わっているのだろうか、という心配があります。法規的には「2階建て+ロフト」ではなく、「3階建て」であること。そのことによって外壁や内装、開口部の扱いに制限があること(設計者はそれなりにわかっているよう様子)。構造的には大断面集成材、SE工法または鉄骨造にしないと提案のような空間は無理であること。さもなくば柱や梁が付加され、提案のイメージは大なり小なり変わるであろうこと。結果的に提案のような明るさは難しいような気もしますが、それはいいすぎまもしれません。こんな老婆心もクライアントに伝わっていれば全く問題ない話で、むしろそうあってほしいのですが、確認しようがありません。よい結果になることをひたすら祈るのみです。

そんな小さな心配をするよりも、構造、法規、積算などなど、どれをとっても一般的に提案の精度は当てにならないという認識をクライアント側は持つべきだと考えています。少々ネガティブな良い方ですので、言い換えれば、提案者のセンスやイメージ、構想力、表現力などの能力を判断材料にしていくべきだと思うし、そのようなインセンティブを与えられるような仕組みとは何か、が僕のもっとも興味ある部分なのです。

さて仕事、仕事、今日中に面積確定とスラブ位置のチェックバック・・・
そうそう週末に面談がひとつ。プレゼンを考えなければ・・・
by satokazu_n | 2008-07-08 08:17 | 今日このごろ
メモ書き
先日提案したこちらのコンペですが、どうやら決まった模様。多分。この方ではないかと思いますが・・・

提案がオープンされたときに、これかな、と感じました。伸びやかさが違うし、トピックの展開も景気がいい。惜しむらくは実現性の面でやや弱い点があります。準防火地域で3階建ての建物になってしまうため、法規と意匠の調整は至難の業になるのでは。それは苦労と時間と予算(ほとんど予算)が解決するでしょう、けれども、この伸びやかさは失われないでほしいな・・・。トライ&エラー、テストバイランニング、イージーゴーイングで、マイウエイですか/

ちなみに私の提案はこれです。
敗軍の将、兵を語らずといいますが、何もないのは少々さびしいかも。
コメントお待ちしております。

なおこのエントリーは予告なく消滅する場合があります。あしからず。
by satokazu_n | 2008-07-03 19:10 | 今日このごろ