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サトカズの片割れがつづる設計の日常
by satokazu_n
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カザルスホール ― 再び訪れる
先週、またカザルスホールに行ってきました。
前回見てみてかなり印象がよかったので、今回は相方も一緒。

カザルスホール ― 再び訪れる_d0138618_1210913.jpg
ある曲の最後の方でキラキラという金属音が聞こえてきた。
パイプオルガンの音とは思えずきょろきょろとあたりを見回すと、パイプの並んでいる中央すぐ両脇、上の方にある星型の飾りが回転しているではないか!非常に驚く。
以後、他にも隠し玉がないかドキドキしながら演奏を聴くことになってしまった。
たわいもないことかもしれないのですが・・・すごくいいものを見た気分。

カザルスホール ― 再び訪れる_d0138618_12102094.jpg
コンサートホール内の壁。水平の縞模様。

カザルスホール ― 再び訪れる_d0138618_1295712.jpg
今回はチェンバロも入って3人での演奏。
またいってみよ。


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# by satokazu_n | 2009-12-22 12:26 | たてもの見学
川崎市役所本庁舎ってだれの設計だろうか?
川崎市役所本庁舎ってだれの設計だろうか?_d0138618_1442282.jpg
川崎市役所本庁舎ってだれの設計だろうか?_d0138618_14424130.jpg


最近よくこの建物の前をとおって隣の建物の7階(まちづくり局)へお邪魔している。
デザイン的に面白く、よくみるとちょっと不思議な構成をしている。
古典主義の漂うモダニズムであることから昭和初期の建築だろう。
でも作者がわからなかったので、ちょっと検索。

すると下記のような一文に出会った。

川崎市役所本庁舎
 本庁舎は1938年2月に完工。昭和初期の特徴だった威厳や装飾、左右対称の建築様式などを一切排除し、これが逆に専門家から「斬新な建物と評された」という。正門正面の本館は当時、地上3階地下1階建て、向かって右側の東館は地上2階建てだった。その後東館が50年に3階建てに、本館は59年に4階建てにそれぞれ改築され、今の姿になった。設計に携わったのは建築家で教会の建築設計に名を残す元田稔である。・・・

(http://www.asukawa.com/rekika/aruku/ra146r11.htmより引用)

とのこと。
また時間があるときに調べてみよう。


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# by satokazu_n | 2009-12-17 14:56 | たてもの見学
1890年代ってどうゆう時代だったのかな
最近、NHKの「坂の上の雲」を見ていて気づいたのだが、ちょうど正岡子規が文芸活動を盛んに行っていた時期に先日紹介したニコライ堂(1891年)や三菱一号館(1894年)の竣工が重なっている。いろいろ調べていくと、士族の最後の反乱、西南戦争(1877年)が終わり、何となく治安が回復し、明治政府の施策や組織が動き始めたところなのだろう。不平等条約はいまだに解消されず、西欧列強に焦りを感じ、富国強兵にまい進している時期ということになるのかもしれない。

ジョサイアコンドルが来日したのは確か明治12年1880年ごろだったと思う。(ハスレ。明治10年1877年のこと)政府の仕事が一段落し、三菱の仕事が始まる時期といえる。辰野金吾や妻木頼廣なんかが建築界では活躍していた時代。丸の内は原っぱで、東京駅もこれからという時期か。

辰野金吾(たつの きんご)1854年 ― 1919年(1890年代は36歳~46歳)
妻木 頼黄(つまき よりなか)1859年 ― 1916年(1890年代は31歳~41歳)
片山東熊(かたやま とうくま)1854年 ― 1917年(1890年代は36歳~46歳)
曽禰 達蔵(そね たつぞう)1853年 ― 1937年(1890年代は37歳~47歳)


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# by satokazu_n | 2009-12-16 17:19 | 今日このごろ
紅葉のころのポーラ美術館 ― コレクションか建物か
何となく歯切れが悪くて前回から引き続いてしまうのだが・・
紅葉のころのポーラ美術館 ― コレクションか建物か_d0138618_17485253.jpg

ポーラ美術館におとづれると、美術ファンなら幸せな時間が過ごせるし、建築好き(しかもヘタノヨコ好キ)ならではのみどころもあるのです。

たとえばエントランスから見える、屋上と思しき屋根の仕上げやなんだかチョロッとみえているメンテ用の鉄骨階段など。主役(景色)の良し悪しは脇役で決まるのに。このメンテ階段はメインカウンター横の窓からも見る・・・。

それからレストランのカウンター横の窓。ポーラ美術館の命ともいえるガラスの壁なのに壁の中の鉄骨の建て方用の手掛けまで見えているのは興ざめ。(建設関係者ならおわかりかと・・・)ほんの一部分の話なのですが・・・。企業のアイデンティティやセンスが現れていて好印象のガラスの壁だけに惜しい。

それからそれから展示室。使い勝手などへの考慮とは理解しますが、安易なパーテーションの多用は気をつけた方がいいと思う。展示作品の質、量、格式にたいして見劣りしてしまう。

などなど。建設にかかわった当事者でもなく、それを知る立場にもないのに、外観(概観)だけで勝手なことを言うのにはかなり無理があるので言いにくいし、個人的にそれなりの痛みも感じるのですが、全体的に良くできて入るのに、細かいところでアラッという、温度差。それを楽しんでしまっていいのかどうか。何か考えさせられてしまう。現代音楽につきものの不協和音のようなものと理解すべきか。

繰り返して言うのですが、展示作品は豊富だし、ゆっくりとした、静かな時間を過ごすことができるいい場所だと思う。建築関係者でなければ何も思わないと思うし、あえて指摘すべきところとは言えないことなので、大げさに考えないで楽しんで無視しもらえばいいのですが。

とんでもなく小さいことなんですけどね。


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# by satokazu_n | 2009-12-15 10:18 | たてもの見学
紅葉のころのポーラ美術館 ― 訪れての感想
これまで距離の遠さと入場料の高さに気おされて、知ってはいたけれど行くことのなかったポーラ美術館ですが、行ってみると予想以上に気持ちのいい美術館でした。渋滞がなければ2時間程度の距離ということも分かったし、なんといっても収蔵物の量やバリエーションが豊富で、一日いても飽きないような気がします。

この日も朝10時頃に到着して、建物の付近の木立ちを眺めたあと入場。展示をさらっと眺めて昼食。散歩がてらに館内をつらつらと眺め、なんとなく気になった作品やお互いに気づいた事を話しながらゆっくりと展示を見て、早くもオレンジ色に照らされた山を見ながらカフェでお茶して、ミュージアムショップを物色。ホールのベンチで地図をみて、出てきたら3時を回っていました。

展示物も東西の19世紀から20世紀初頭にかけての有名画家の作品が網羅されていて、少々博物館的ではありますが、その分新しい発見があって面白かったです。逆に見れば今自分が誰にどういう絵に興味を持つかがわかる。本ではわからなかったルノアールの絵の補色関係がよくわかったり、絵よりも額縁に興味が行くのも面白い。マティスのモデルはなんで頬杖をついているのか・・・などなど、小さな発見が積み重なって大きく響いてくる。

展示に飽きたら建物を見て楽しめるというのは地味な特技ですが、どこへいっても飽きずに済むというのは自慢できるかもしれません。(どこへ行っても建物ぐらいはありますよね)こちらの美術館もしっかり楽しませていただきました。ちょっとちょっと?なものがあったりして、楽しめました。普通の方はほとんど何も感じないはずですので、これくらいにしときましょう。

箱根であちこちドライブするのもいいですが、腰を落ち着けてゆっくりするのも疲れがとれます。
帰り道の渋滞を考えると、早めに帰るか、もっと遅い時間に帰ることをお勧め。


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# by satokazu_n | 2009-12-14 10:04 | たてもの見学