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サトカズの片割れがつづる設計の日常
by satokazu_n
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柔らかくつなぐ家
柔らかくつなぐ家の提出図面を公開します。ご覧下さいませ。

d0138618_21393787.jpg


左上の写真は玄関からリビングダイニングに入ったところの写真です。視線の先にはデッキテラスがあり、その先に庭が広がっています。左手にリビングとテレビが置かれ、正面にダイニングがあります。右手に対面式のキッチンがあります。このように左右にリビング、ダイニング、キッチンと配置されているので、それぞれに直接アクセスできることになります。天井には2階のスタディーコーナーに通じる吹抜けがあり、窓から光が落ちてきています。(右の写真を参照)左下の写真はデッキテラスからみた写真です。キッチンの奥に2階へ上がる階段があり、家族はここを経由して各個室に行くことになります。キッチンが門番のようになっているような感じですが、どこか一カ所ぎゅっと締めておくと、その奥はもっと親密な空間になる、という仕掛けでもあります。

実は模型の材料、素材はかなり吟味しています。家や建物(僕らは建築といってますが)って、間取りや平面、断面、といったカタチだけでなく「素材」によってつくられていると考えています。極端に言えば、全く同じ平面や断面やカタチであっても、素材をコントロールできれば全く違うものが出来るのです。それに、コンペという限られた情報の中で、「素材」というものは全く省みられないこともあり、それを見せたい、そこに魅力を感じてほしいと考えています。というわけで、かなり、こだわっています。はい。

d0138618_21392125.jpg


平面図です。写真とみくらべてどこから撮影しているかなんて考えると面白いかもしれません。

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断面ですが、この提案の中核をなす部分ともいえます。外部と内部にデッキテラスという中間領域を設けて、さらに高くしてバリアを強めています。ただし、外からみるとデッキテラスの際は盛り土され、直裁などがあることによってバリアは弱められ、連続と不連続が入り乱れるような様相をもくろんでいます。立面は特にあるかな、という程度です。個人的に立面に関心がありません。営業的には立面を頑張った方がいいのかな。

さて、いかがなものでしょうか。

この提案はクライアントとの面談までいったのですが、惜しくも・・・。
それからこの提案を引き継ぎながら2階リビング案をつくってます。時期をみて公開しましょうか。いいのかな?

宜しければご感想など賜りたく候。
by satokazu_n | 2008-12-10 22:05 | WH447-柔らかくつなぐ家
提出案
d0138618_16424372.jpg

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柔らかくつなぐ家2の結果ですが、見事に落選しました。さもありなん、といったところです。キッチンまわりの形状が想定していたものと違っていたのが大きな原因、かな、と考えています。敷地面積はともかく断面的に厳しい敷地(高さ方向に自由度が少ないという意味)でしたから、床に段差を発生させて遊ぶためには建てものを南側に寄せなければならず、そういった状況を許せるか、という点が分かれ道だったのだろうと思います。ま、価値観が合わなかったのでしょう。

というわけでしばらく更新もしていないので、手っ取り早く公開致します。
宜しければご意見、承りたく候。
by satokazu_n | 2008-12-01 16:51 | WH448-柔らかくつなぐ家2
柔らかくつなぐ家2
d0138618_14575097.jpg



「柔らかくつなぐ家2」のリビングに面した庭のパースです。
窓をいいものにするなら、窓からみえる風景もいいものであってほしいものです。
この作品は「柔らかくつなぐ家」とは別のコンペに提出した作品です。

作品タイトルを決めるのって案外時間がかかるのです。というわけでシリーズ化するつもりはないのですが、結果的にそうなってしまいました。今回は、クライアントの要望を実現してしまうよりも、敷地にフィットした提案を行うことにしました。教科書的なアプローチの方が有効ということもあります。さて、どうなることやら。
by satokazu_n | 2008-11-21 15:05 | WH448-柔らかくつなぐ家2
コンペ進捗
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写真はリビングダイニングの別アングルです。吹抜けをとおして2階のスタディーコーナーがみえています。
ちなみにこのコンペはクライアントとの面談が決まりましたので、プレゼン資料など製作中です。
by satokazu_n | 2008-11-19 19:19 | WH447-柔らかくつなぐ家
柔らかくつなぐ家
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昨日、あるコンペに提出した小住宅です。内と外の関係や1階と二階といった内部どおしの関係を柔らかくつないでいこうというコンセプトで設計を行いました。

写真はリビングダイニングの様子です。リビングとダイニングの間に吹抜けを設けて2階との連続、一体感をつくっています。また、ダイニングの天井を上げて空間を緩め、大きな開口部から空へと放っています。敷地はご両親の敷地の一部だったため、世帯としての独立性だけでなく、周囲との親和性も求められていると考えました。そのため、家の中のプライバシーを成立させながらも、外からはある程度ひらいているような、気さくな、やさしい印象が出るように工夫を重ねています。

簡単にいって完全に外をシャットアウトするコートハウス的な解き方が最も楽なのですが、この敷地には物々しく場違いな服装という感じがしたので、視線の交通整理や存在感を和らげるといった方法で両者の関係をつくりあげています。
by satokazu_n | 2008-11-05 20:29 | WH447-柔らかくつなぐ家
つらつらと・・・
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ふたつの庭のダイニングとキッチンです。

コンペが終わって応募作品が公開になり、自分の応募案も冷静に眺められるようになってきている今日この頃。キッチンとダイニングの位置は取り替えた方がいいなぁなどと思いながら模型写真を見返しています。ダイニングとリビングの直線的な配置がやや堅いような気がするし、空間に変化を付けてもっと流動的な感じや多様性を持たせた方がいいのかも知れない。水回りが分散して設備関係の処理が面倒になるような気もするのですが、そもそも1階のトイレの位置がイレギュラーなので、今さら集約化に拘ってみてもたかが知れているのかも。なにはともあれもう少しいじってみたい誘惑に駆られたりしています。

他の提案の感想としては、やっぱり規模的に大きめの提案が多かったなと感じました。大きめな案の欠点は隣との距離がとれないため、プライバシーや日照、通風などに支障が出てくることです。そのため、1階で最大ボリュームを確保し、2階は中庭をつくることで生活環境を整えるという構成になるのですが、どうしても閉鎖的になる。そこを皆さん苦労している様子が伝わってきます。無理せず敷地や予算規模の身の丈にあった提案をしておけば南側に庭が取れてプライバシーや日照、通風などの問題も解決出来るのに・・・と思うのですが、いかがなりますでしょうか。

今まで最大ボリュームのつくろうとするのは提案者のクライアントへのサービスではないかと思っていたのですが、ひょっとすると設計者って本能的にデカイものをつくりたいと考えちゃうのかもしれませんね。今回の応募案を見渡すと、そんな設計者の無意識を感じたりするのですが、どうなんでしょう。建物をつくるときには敷地とのバランスをみると思うのですが、最近はそういうことしないのかな?

応募案はこちらのリンクです。

近況 : 近日提案予定。2作品。現在思案中。

それから、以前提案したコンペ(落選)の結果がこちらにアップされています。

採用案って設計変更でだいぶ変わっちゃいそうだな(構造問題)、などと思いつつ、僕らの案も生彩に欠けており大いに反省するべし。 以上
by satokazu_n | 2008-10-28 22:45 | HC219-ふたつの庭
HC218-杜と水の音楽ホール
とある地方都市の郊外に建つ、私設の音楽用小ホールのコンペ応募案です。
コメントでも頂ければ嬉しく思います。

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コンペ依頼者からの要望では駐車場の左の部分が希望予定地だったのですが、それでは住宅部分に不都合が及ぶこともあり、また、なにより提案の位置の方が象徴性や眺望など優れた点が多いため勝手に位置を変更して提案しました。

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ちょっと平面が見にくいですね。屋根の掛け方はもう少し丁寧に検討をしたいところです。もっといいものがあると思うのですが・・・やはりネックはコストかな。

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この敷地のコンテクストとして、この水の存在は大きいです。何らかのランドスケープとして成立するようなものにしなければ責任は果たせないと考えました。何かの貯水池らしいのですが、この池の軸に対応することや近くの杜、林の方向への軸への対応からこのような形状を提案したのですが、池の方に妻面を見せた方がよかったのかなと逡巡したり・・・
by satokazu_n | 2008-10-21 08:32 | HC218-杜と水のホール
ふたつの庭の提出案
提出案を掲載します。クリックして見てください。コメントなど頂けると嬉しく思います。

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模型写真はまあまあの出来でした。撮影時間が押してしまって3時ごろの赤みを帯びた光で撮影したため赤かぶりが強く出ています。すこし調整しましたが、大きい写真は滑らかな諧調が出ているためかなり気に入っています。それ以外は写真が暗すぎ。残念。

撮りたかったのは、まず、南側の窓からの光や北側のガーデンテラスとの関係です。少し引き絞った窓から入った光が障子をとおして室内に拡散していく様子や、リビングとガーデンテラスの関係をそこに居るかのような、リアリティーのある写真がほしいと考えました。それから、僕らのつくろうとしているものは「素材の質感で構成される空間」なので、その様子がわかる写真がほしいと考えました。

特に素材の質感を示した写真、光の質感をを示した写真はコンペではほとんどみられないので、挑戦してみたいという気持ちもありました。建築的な空間構成や、単なる広さ、形状など以外にも建築家として工夫出来る領域はあると考えているので、たとえば「素材の質感」といった僕らなりの領域を示すことができたなら・・・と考えます。さて撮れていますかどうか。

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南北に長い北側接道の敷地です。南側に奥行き3m弱の庭と北側に駐車スペースをとり、その間に住まいを配置しました。1階は回り階段を家の中心に配置し、これを囲むように個室を配置しています。面積効率と2階の平面計画との相性からこのプランにしました。もう少し家が南北に長くなると回り階段の選択は難しかったのかもしれません。付け加えれば玄関から見た景色が暗いというのは避けたかったというのもあります。直階段の場合はどうしても片側の廊下が暗くなってしまうので、階段から降りてくる光で廊下を照らそうという思惑もあります。

外構ですが、外構を単なる余った部分にするのではなく、植栽を植えることで積極的に生活空間として整備していきたいと考えています。窓は大きくあいていればいいのではなく、みえる景色があってこそ窓と言えると思います。南の庭は3mほどの奥行きがあるので、きちんと整備して対面する隣家が気にならないようにするつもりです。そうして、庭の大きさに合わせた窓をあけて部屋の内外を均衡させてあげようと考えています。北の駐車場は奥行き5.5mほどあるので、ここは有効に活用しないともったいない。ということで上部にガーデンテラスをつくり2階のリビングと連続した庭にしています。道路からのアプローチに高木(シマトネリコなど)を植えて、対面からの視線を遮ろうとしています。

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階段を上がってくると南側の庭や北側のガーデンテラスにひらいた2間x4.5間(18帖)のリビングダイニングがあります。その向こう、階段の正面にキッチン、トイレ、洗面、浴室が南北に一直線に並んでいます。かなり単純な構成です(かなり悩みましたが・・・)。リビングは北側のガーデンテラスに面しています。6帖ほどのガーデンテラスはある程度の壁で囲んで周囲からの視線を遮っているので安心して眺められる庭になっています。また日当りがとてもよいため、この庭からの反射光で北側ながら明るいリビングになっています。

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庭に挟まれた居住空間がよくわかる断面図です。南側のハイサイドライト(高窓)は立面図や模型写真と食い違っています。模型をつくった後、やはりあった方がいいなということで書き加えてみました。立面的にはややかっこわるくなるので、そこが解決出来なかったというジレンマがあります。準防火地域というのがどうも面倒です。余談ですが、勾配天井ではなく水平の天井にしたほうが光は置くまで伸びていきます。そえから建物中央あたりにトップライトでもひとつつけるとよいかなと考えています。

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説明は後ほど

少々メモ書きですが、ロフトと言われる小屋裏収納(以下、ロフト等という)などの建築基準法上、延べ床面積に参入されない部分について、けっこう誤解があるようなので書いておきます。

まずロフト等の面積ですが、ロフト等の直下または直上の階の床面積の1/2まで、高さは最高で1.4m以下です。ここまではいいのですが、ロフト等に直接面する窓はロフト等の面積の1/20までです。他の提案を見ているとこれを知らない方が思ったよりもいるようですね。と言いつつ僕らの提案も窓をひとつサービスしすぎました。(反省)

それから難しいところで、ロフトに至る階段について。東京都の場合は固定階段はNGではしごなどはOKのようです。川崎の場合は固定階段OK、横浜もOKだったような・・・。ちなみに僕らの提案は2階トイレ前に天井収納式のはしごを設置するつもりです。階段は仰々しいし、はしごは見えているのがなんとも、収納式はいちばん目立たないということで、とりあえずそのようにしています。

それからロフトを通過してテラスや屋上に至る場合もNGです。通路になってしまうからです。そのほか床と連続したロフト等も判断が難しい。階段下とかスキップフロアの床下収納へのアクセスの仕方によっては床面積としてカウントされてしまうこともあります。
by satokazu_n | 2008-10-12 14:44 | HC219-ふたつの庭
ふたつの庭
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今しがた提出したコンペ案「ふたつの庭」です。

僕らのつくろうとしているものは何だろうかと考えると、ギターやヴァイオリンなどの楽器のようなものが見えてくる。楽器は面白い。電気を使った楽器以外は、空気を振動させて音をつくるという単純な機能しかない。であるのに様々なかたちや大きさ、色、文化をもっている。さらに、ひとつひとつの楽器は一定のフォーム(基本形状)を持っていながら、様々な工夫によってそれぞれ個性を持っている。演奏出来なくたって見ているだけで美しいと思えるし、ほしいとさえ思う。誰でも手に入れることができるのに、同じ演奏は誰にも出来ない。例えればきりがないほど「住まい」と「楽器」はよく似ている。

楽器のように住まいをつくりたい。僕らの住まいで生活という音楽を奏でてほしい。
そんなことを考えていたら、写真のようなものをつくってしまった。
「建築」的には面白みはないと思うのだけれど。(それでも見る人が見れば感じるものがあると思うし、そうあってほしいのだけれど)僕らなりにここで暮らしてみたいと思うし、触れてみたいと思う。模型であってさえ、そうあってほしい。

日が陰っているので、写真が赤くなってしまった。
by satokazu_n | 2008-10-07 19:36 | HC219-ふたつの庭
結果発表
ひとつ前のエントリーの予想はどうやら当たったようです。

クライアントからの経過報告には。特に選定の理由は書かれていないものの、比較的短時間で選考が進んだことからすると、ほぼストレートに決まったのではないかと思います。他の提案より抜きん出てパンチ力のある提案なので、当然といえば当然という感じです。個人的には歓迎したいのですが、少々心配な点もあり簡単に書きます。

まずこの提案がこのコンペサイト全体に与える影響です。最近、提案の必要書類が見直され、新たに概算見積書の添付が必要になることが運営側よりアナウンスされているのですが、この提案はこの見直しの目的が無効であることを暗示してしまったように思います。簡単に言えば、提案書中の概算はあるものの、算定が大変甘い。構造的な特殊性と吹抜けのコスト、内外装の仕様が反映されていない、などの点を考慮すると、概算見積書なんてあったってタカが知れているというべきです。子供にお菓子を選ばせているようなもので値札の見方もわからない。そんな選ぶ方にも一定の瑕疵(菓子)はあると思うのですが・・・

それからクライアントに作品の正しい情報が伝わっているのだろうか、という心配があります。法規的には「2階建て+ロフト」ではなく、「3階建て」であること。そのことによって外壁や内装、開口部の扱いに制限があること(設計者はそれなりにわかっているよう様子)。構造的には大断面集成材、SE工法または鉄骨造にしないと提案のような空間は無理であること。さもなくば柱や梁が付加され、提案のイメージは大なり小なり変わるであろうこと。結果的に提案のような明るさは難しいような気もしますが、それはいいすぎまもしれません。こんな老婆心もクライアントに伝わっていれば全く問題ない話で、むしろそうあってほしいのですが、確認しようがありません。よい結果になることをひたすら祈るのみです。

そんな小さな心配をするよりも、構造、法規、積算などなど、どれをとっても一般的に提案の精度は当てにならないという認識をクライアント側は持つべきだと考えています。少々ネガティブな良い方ですので、言い換えれば、提案者のセンスやイメージ、構想力、表現力などの能力を判断材料にしていくべきだと思うし、そのようなインセンティブを与えられるような仕組みとは何か、が僕のもっとも興味ある部分なのです。

さて仕事、仕事、今日中に面積確定とスラブ位置のチェックバック・・・
そうそう週末に面談がひとつ。プレゼンを考えなければ・・・
by satokazu_n | 2008-07-08 08:17 | 今日このごろ